これまでの授業は、教師の「させたい」ことをしているのではないか。子どもが材料やテーマに出会い、感性を働かせて動き出すとき、そこにはどんな「秘密」があるのだろうか。子どもの視点で授業を再検証してみよう。子どもの視点で授業を見つめてみると、そこには、見ているようで「見えていなかった」子ども本来の学びの過程がかくれているのです。
子ども理解、つまり評価を見直してみたい。指導の具体は評価による子どもの理解からつくられていきます。また、目標に向かう指導の具体的な現れとしての評価という意味もあります。具体的な手法、視点を含み、実際の子どもの姿と、その価値付け方を交流することで、図工、美術のねらいや達成の度合いがより客観的に見えてくるのではないでしょうか。新指の時期だからこそ。
世界とつながる国際化社会。その中でも様々な価値にふれ、自分の価値を創り出していく力はたいへん重要です。図工、美術が担う学力は、まさにこれからの世の中で大事になるもの。美術館や地域の美術に触れたり、教育の中でも学校種をまたぐ連携の在り方を考えたり、可能性は無限です。様々な取り組みをこれからの可能性として、発信する機会になればと考えます。
(“まなざし”というつながり方)