大会長挨拶
大会長 菅原 清貴
東日本大震災において亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。今後、我が国が力強く復興していくためにも、社会を担う子ども達の健全な成長を保証することが大切です。そのためにも、子ども達に未来への道を指し示すのは教師であり、一層の努力が必要です。
さて、今大会主題は「わたしを創る」です。このテーマは、北海道の先生達がパソコンのネットワークを使いながらまとめ上げたものです。これは造形教育の魂にも通じる見事な主題だと思っています。子ども達が1枚の画用紙に向かう時、奮い立つような題材が提案され、さあここに「私を描くわ」と思える授業ができれば最高ではないでしょうか。机間指導の「旅」をしながら、あの子の「私」はどんなだろうかと楽しみに廻ることができれば、丁寧な「めんどうみ指導」に繋がります。研究主題は『「あったかい! 」をつなげ合う造形活動』です。子どもと教師、子どもと子ども、子どもと対象がやさしい輪となり繋がり合う時、教室中がほんのりと“あったか”な空気に包まれることを期待しています。
是非、多くの皆さんと共に全国大会において「これからの造形教育の在り方」を語り合い、この教育が大切な存在として輝き続ける必要があることを全国民に発信する場としたいと思うのです。皆さん!二つの団体が力を合わせる共同の大会に参加しましょう!